MD-25R

MD-25R 『キネマティック式 小型 ミラーホルダ・後方取付・ポール無』

■キネマティック式小型ミラーホルダは、キネマティック機構により、支点を基準としたあおり角度調整(βθ調整)を行う2軸調整ホルダです。

■製品の説明
・型番     :MD-25R(写真 手前 左)
・適応素子   :φ25、□25
・素子取付位置 :後方
・あおり角度 βθ  :±5 °
・タイプ    :据付型
・固定穴    :φ7切欠穴

■概要
・キネマティック式小型ミラーホルダは、キネマティック機構により、支点を基準としたあおり角度調整(βθ調整)を行う2軸調整ホルダです。
・小型・軽量のため、組み込み用途にもご利用できます。
・ミラー素子は、垂直ステージ(ステージ面 □25)に接着して固定します。
・あおり角度(βθ角度)の微動調整は、キネマティック機構により支点を基準とした調整となり、製品背面のツマミを使います。
・微動方式(微動調整のツマミ)は、ネジ(P=0.25mm)です。
・MD-25FP・RPには、φ12mm L=60mmのポールを標準装備しています。
・ポールの長さは、L=20~120mmで変更することが可能です。当社標準仕様であれば、価格の変更はありません。
・複数サイズの円形素子が固定可能な可変式アダプタもオプションがございます。

■使い方
・ミラー素子は、垂直ステージ(ステージ面 □25)に接着して固定します。
・あおり角度(βθ角度)の調整は、キネマティック機構により調整します。
 ・β軸の調整ツマミ:下方(写真中 奥側)
 ・θ軸の調整ツマミ:上方(写真中 奥側)
・β軸の調整ツマミを右に回すと、β角度は右回りに回転します。
(βはY軸を中心とする回転。”右回り”は、写真で、Y軸を右から左への方向に見るときの方向。)
・θ軸の調整ツマミを右に回すと、(上から見る視野で)円形素子は左回りに回転します。

■製品の固定例
・据付型は、下部部品にある切欠穴にボルトを用いて固定できます。

■用途例
・小型の円形素子を固定し、2軸(あおり角度 βθ)の調整を行う用途。
・精密ステージほどの移動量を必要とせず、小型の円形素子を調整・設置する用途。

■補足
・あおり角度の調整ツマミが、製品の上方にある製品(上操作型キネマティック式小型ミラーホルダ MF-25Fなど)では、あおり角度調整範囲が±3°となります。

■製品の軸のとり方(6軸の説明)
本製品のそれぞれの軸の定め方は以下の通りです(方向は写真内での説明)。
・Z軸方向:下から上の方向
・X軸方向:左奥から右手前への方向(光軸に平行)
・Y軸方向:右から左への方向(Z軸、X軸に垂直な方向)
・α軸  :X軸を中心とする回転自由度を表現(ロール、チップ)
・β軸  :Y軸を中心とする回転自由度を表現(ピッチ、チルト)
・θ軸  :Z軸を中心とする回転自由度を表現(ヨー、パン)

■ スペック

仕様 \ 型番MD-25F
MD-25FPMD-25RMD-25RP
適応素子径□25mm・φ25mm
素子取付位置前 方後 方
あおり角度β ±5° 、θ ±5°
微動方式微調ネジ P=0.25mm
微動分解能β 約0.95°/回転
θ 約0.95°/回転
重量0.05 kg0.1 kg0.05 kg0.1 kg
材質アルミ
表面処理黒アルマイト
RoHS対応
税別価格¥9,500¥10,500¥9,500¥10,500
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